放射線部の紹介
放射線部は、レントゲン撮影・X線透視・CT・MRI・骨密度などの装置を使用して検査の安全性・快適性を最優先とすることに努め、病気やケガの状態を把握するための最適な医療画像の提供を心がけます。また診療放射線技師は、必要最低限のX線量を使用し、医療被ばくの低減に努めています。
放射線設備
- レントゲン撮影装置 2台 (SHIMADZU社)
- 1.5テスラMRI装置 2台 (Siemens社)
- 64列CT装置 1台 (HITACHI社)
- X線テレビ透視台・全脊椎撮影装置 1台 (SHIMADZU社)
- 骨密度測定装置 1台 (GE Healthcare社)
- 手術用移動型CT装置(Oアーム)・ナビゲーションシステム 1台 (Medtronic社)
MRI装置(撮影時間20~30分)
MRI検査は原則予約制となっています。
膝や肘などの関節を構成する半月板やじん帯、また脊椎では神経やヘルニア、腫瘍などの軟部病変が非常によくわかります。
当院では2台で運用を行うことで患者さんの希望日に検査が行えるように努めています。また緊急性の高い患者さんなど医師の判断により当日検査も行います。
CT装置(撮影時間3分)
CT検査は予約なしの検査となっています。
骨折をはじめとした病状をより詳細かつ鮮明に判断できる ほか、手術における術前計画の精度向上にも繋がっています。また撮影時間の大幅な短縮が可能となり、X線被ばく量を上げることなく精度の高い画像が得られます。
X線テレビ透視台・全脊椎撮影装置(撮影時間1分)
全脊椎撮影装置は予約なしの検査となっています。
頭部から足まで広範囲の撮影が可能となり、立位での背骨のバランスやゆがみがわかります。当院では側弯の検診も行っています。学校検診で側弯を指摘された児童や背骨の曲がりが気になる方はこの検査をおすすめします。
骨密度測定装置(検査時間1分〜2分)
骨密度検査は予約なしの検査となっています。
当院では2022年12月に最新の骨密度測定装置を導入し、骨粗鬆症の診断を行っています。これまでの装置と比べ検査時間が大幅に短縮され、極めて少ない被ばく量でありながらも高い測定精度で検査ができます。
骨粗鬆症を指摘された方や不安に思っている方はお気軽にお声掛けください。
メドトロニック社製O-armⓇ(オーアーム)
脊椎手術における支援機器として、「O-arm®(オーアーム)」および「StealthStation S7 ナビゲーションシステム®」を導入しております。
O-arm で撮影した画像をS-7 ナビゲーションシステムに送り、三次元画像をモニター画面に表示することで手術部位や進路情報を術者に提供するシステムです。