理事長あいさつ
地域の皆様、患者様にとって信頼される病院でありたい。
私の父が岩田町に当院を創立して35有余年が経ち、多くの患者さん、スタッフの方々に支えられて今日まで地域の医療を担う事ができたことは感謝の念に堪えません。この度、後任として理事長を拝命し、引き続き皆様のご愛好賜りたいと思います。
ふり返りますと、私に限らず、医療人は医の門を叩いた時から、先ずは知識の蓄積と技術の向上に心血を注ぎます。経験を重ねるにつれ徐々に周りを見渡す余裕が生まれると、医は仁術なりの心を目指すようになります。この仁術は実に奥が深く、まだ私は頂を見るに至っておりません。
“信頼される病院でありたい”は創立からの当院の理念であります。先代の探究した“大医王”に少しでも近づこうと、我々は研鑽の日々を送っておりますが、自らの鍛錬だけでは高みを望む事は難しく、皆様の掛けていただくお言葉が、頂きに進む強い力となります。当院で治療を受けて良かったと笑顔がいただけるよう頑張って参りますので、これからも叱咤激励をよろしくお願いいたします。
大分整形外科病院 理事長
木田 吉城
Yoshikuni Kida
病院長あいさつ
超高齢化社会を迎え、運動器疼痛疾患に対するニーズは益々増加しております。現代社会で平均寿命は大きく伸びましたが、骨や関節は確実に衰えていくのが世の常であります。重要なのは日常生活に制限のない期間(健康寿命)です。整形外科は運動器疼痛疾患治療を目的とし、健康寿命に寄与する重要な科であります。我々もその一端を担い、日々研鑽に励んでおります。
私は、2011年、東日本大震災の年に縁あって大分整形外科病院へ赴任いたしました。先代の大田秀樹院長を師と仰ぎ、脊椎脊髄疾患を中心に12年間修練を積ませていただき、バトンを引き継ぎ院長に就任いたしました。
脊椎脊髄手術は危険が伴うものであることはご想像の通りです。しかし危険だからという理由で、治療から逃げるわけにはいきません。我々が修得した知識と技術を最大限に生かして治療にあたり、経過にかかわらず真摯に向き合い、我々を信頼してくれる患者さんと共に疾患に立ち向かってまいります。健康寿命を全うできるよう、患者さんの期待に応えるべく、謙虚に治療にあたっていく所存でございます。
大分整形外科病院 病院長
井口 洋平
Yohei Iguchi