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後縦靭帯骨化症

後縦靭帯骨化症とは?

後縦靭帯とは、椎体の後ろを上下に連結する靭帯のことです。この靭帯のすぐ後ろに脊髄神経があります。
後縦靭帯骨化症とは、この靭帯が骨に変化し大きくなってくる病気です。
その結果、脊髄の入っている脊柱管が狭くなり、脊髄が圧迫されて神経障害を引き起こしてきます。

 


原因

中年以降に発症することが多く、男女比では2:1と男性に多いことが知られています。
糖尿病、肥満、遺伝的素因、性ホルモンの異常、骨の代謝異常、全身的な骨化傾向、加齢性変化などいろいろな要因が考えられていますが原因はまだわかっていません。

 


症状

頚椎にこの病気が起こると、前に述べた頸椎症性脊髄症の症状がでてきます。
胸椎にこの病気が起こると下半身に症状がでます。初発症状として下肢の脱力やしびれがでますが、症状がひどくなると、歩行ができなくなります。

 




▲赤丸が後縦靭帯の骨化
(上段は頸椎を横から見たレントゲンとMRI、下段は頸椎CT)
脊髄が強く圧迫を受けている。

 


治療

症状が軽い場合や進行しない場合は保存療法(内服、リハビリ等)を行います。
症状が強い場合や進行している場合には手術治療します。

 


手術

手術方法は骨化の状態や部位に応じて様々な方法があります。
頸椎では骨化部位を摘出してその部位を自分の骨で固定する前方法、骨化部位はそのままにして神経の入った脊柱管を拡げる後方法がありますが、後方法が選択されることが一般的です。
胸椎では後方から脊柱管を広げ、さらに金属で固定をする方法が行われています。



▲椎弓形成手術、手術後
    脊髄神経の圧迫が解除されている

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