よくある質問

腰椎椎間板ヘルニアは手術療法まで必要となることは少なく、薬物治療や牽引などの保存的療法で改善します。
症状の強い場合や薬物治療のみでは効果が乏しい場合は硬膜外ブロック注射が大変効果があります。入院し硬膜外カテーテルを入れ持続的にブロックを続けたり、選択的神経根ブロックを行うこともあります。
こういった治療にもかかわらず、症状がとれない場合に手術を考慮します。


手術には従来から行われている皮膚を数cm切開し行うLove法や最近では2cm以内の切開で内視鏡を用いたMED法があります。
MED法は傷が小さくて済みますので可能であればこの方法をお勧めします。しかし、ヘルニアの形態や関節の状態などかえって手術時間が長くなる、不十分な手術になるおそれがある場合はLove法や時には固定術を併用することもあります。
また若年者の椎間板ヘルニアでは椎間板レーザー蒸散法なども効果がありますので自費治療となりますがこれをお勧めすることもあります。当院では以上の様々な治療に対応しより良い治療を選択しています。


お尋ねの症状は「間欠跛行」というものです。この間欠跛行を呈する疾患の代表に腰部脊柱管狭窄症と閉塞性動脈硬化症があります。
前者は整形外科、後者は血管外科が専門ですが、診察、検査により鑑別が出来ますので整形外科を受診されるのが良いと思います。当院ではMRIによる腰部脊柱管狭窄症の診断やABI測定器による閉塞性動脈硬化症の診断も可能です。


年齢から考えますと変形性膝関節症が考えられます。
この疾患は加齢に伴い膝の関節軟骨がすり減り、そのため変形や関節の動きの制限、歩行時の痛みが生じてきます。痛みをとるには、消炎鎮痛剤の内服や外用薬を使用します。腫れて関節液の貯まった状態の膝には関節液を抜き、ヒアルロン酸製剤やステロイドの関節内注射を行うこともあります。
また、関節周囲の筋肉、特に大腿四頭筋を鍛えることで痛みを軽くできることが科学的にも証明されていますので筋力訓練を中心としたリハビリテーションも有用です。これら保存療法で効果がない場合は手術も考慮します。


傷んだ関節軟骨を骨から切除し人工関節に置換します。
人工関節は金属製の部分と非常に摩擦の少ない高分子ポリエチレンから出来ています。多くの方は膝骸骨と大腿骨の間の関節軟骨も障害されていますので全人工関節置換術となります。膝の片側のみの障害で肥満がなく比較的高齢で活動性が少ない方には片側型の人工関節もあります。逆に若年で片側のみの場合には自分の関節を温存した骨切り術をお勧めすることもあります。


乳児期に先天性股関節脱臼であったものだと思われます。
そのため股関節が通常より浅い、つまり臼蓋形成不全の状態で成長したのでしょう。徐々に股関節への負荷が軟骨の障害を引き起こし痛みがでてきています。まだ変形がわずかであれば減量や股関節周囲筋の訓練により関節への負荷を軽減したり消炎鎮痛剤の使用で痛みが軽くなる事もあります。
痛みが続く場合、変形が軽度であれば自分の関節を温存した骨切り術をします。変形が高度であれば人工関節置換術を行います。


骨粗鬆症とは骨量が減って骨の微細構造が変わり骨折しやすくなった状態のことを言います。したがって骨粗鬆症の状態であるからといって関節の痛みがでることはありません。


手のしびれは様々な原因で生じます。
脳疾患、頚椎、末梢神経、血管性などで見られますし、五十肩や肘での腱付着部炎でも痛だるさをしびれ感として訴えられるかたもいます。しびれの診断には問診や診察が重要です。MRIやCTも補助診断として有用です。診察の結果、必要な検査を行いますので一度受診をお勧めします。


よくありません。骨粗鬆症は骨が少ないためにちょっとした転倒で骨折しやすくなっています。血圧や血糖値が高いのと一緒で骨が少ないからといって骨粗鬆症には症状がありませんが転倒による骨折が脳血管障害に次いで寝たきりの原因の第2位なのです。したがって定期的に骨量を計測し、必要な治療をすることが寝たきりの予防にもつながるのです。当院では、骨粗鬆症の診断に最も有用なDEXA骨密度計測機を使用し精度の高い治療が可能です。


ここでいうリウマチとは関節リウマチのことです。
リウマチの反応というのはリウマトイド因子のことと思われますが関節リウマチの方には80-90%に陽性となりますが逆に陰性の方も10-20%いらっしゃることになります。
関節リウマチでない方にも陽性となる事もあります。したがって関節リウマチの診断は血液検査のみで決まるのではなく、色々な症状や診察所見、検査所見に基づき行われます。
診断には手のレントゲンも必要ですので、まだ撮られていないようでしたら受診をお勧めします。


椎間板ヘルニアとは、椎間板の核の部分を構成する髄核という物質が、外壁を構成する線維輪をつき破って 出し、神経組織に悪影響を与える状態をいいます。腰痛だけで殿部や下肢に痛み、シビレといった症状がないならヘルニアと断定できず、背筋筋膜や他の部分の一時的な炎症の疑いがあります。但し、ヘルニアの前兆である場合や、大血管、腎尿路系、」すい臓等の腹部臓器からも腰痛が来るので、注意が必要です。


水が溜まる原因で頻度が多いのは関節軟骨や半月板の障害です。加齢現象や体重が深くかかわる変形性関節症は、しばしば水が溜まります。ヒアルロン酸の関節注入が有効ですが、水が溜まったまま注射すると薬の効果が薄れるので同時に水を抜きます。また溜まることがありますが、これはクセになっているというより、膝の中の水が溜まる原因が治っていない、と解釈するべきでしょう。減量や太ももの筋力強化といった総合的な治療が肝心です。


手術の費用は172,000円です。
入院される際に「限度額適用認定書」を提出されますと、80,000円前後の支払いで済みますので、認定書を準備されると良いでしょう。入院期間は一週間程度です。


痛みの部位にもよりますが、腰に加え、下肢の痛みや痺れも訴えるようであれば神経の障害を合併している可能性がありますので、専門医の診察とMRI等の画像検査をお勧めします。
骨密度は低いのでお薬を飲み続けた方が良いでしょう。
「骨セメント法での手術では現状からの回復は望めますか?貴院での対応は可能ですか?」
とのことですが、急性期の圧迫骨折にセメント注入する施設もありますが、当院も含め、日本では一般的ではなく、個人によって種類は様々ですが、リスクが伴います。
倦怠感の原因は、骨関節由来のみならず、多岐にわたり、詳しい診察により的を絞っていく必要があると思います。
手術等により病状を改善することはもちろんですが、まずお母様の抱える問題点をリストアップし、治療面と介護面両方から、何が最善かを医師と一緒に考えていくことがあなた様にとってもお母様にとっても先決だと思われます。


コメントは受け付けていません。